17歳の肖像


2012.12.22 Saturday


キャリー・マリガン主演。なんとも可愛らしくてとても初々しい。
1961年、ジェ二ーはオックスフォード大学を目指す16歳。苦手なラテン語もチェロの練習も進学のために頑張り、味気ない日々。ある大雨の日、チェロを抱えてずぶ濡れのジェ二―は高級車に乗った30代のデイヴィッドに話しかけられるが…。
お金に余裕がある大人の男に翻弄される少女ジェニー。クラシックコンサートやナイトクラブ、絵画のオークションなど、今まで経験したことのない世界に連れまわさせて刺激的な大人の社交の世界に浸っていくが、彼にはある秘密があって…。
ジェニーは、結局さまざまな背伸びを経験しつつも、オックスフォードへ合格し普通の道へと戻っていった。この一件すべてが一種の青春の通過点だったわけですね。大人のつもりだけれどまだまだ子供、ただ、デイヴィッドは彼女が憧れていた大人の世界の扉を開けてくれる男性であった。
多感な純粋性はこの年頃の特権のようだし、ちょっと道を踏み外しそうになるけど、ちゃんと周囲の大人が見ててくれるところに好感を持ちました。失敗から学ぶ人生ってものもある。やり直すチャンスを与えられたジェニーは本当にラッキーです。
残念ながら私の青春にはデイヴィッドのような大人の男性は出てこなかったけれど、主人公には共感出来たし(観ていて恥ずかしくなる心境なんかもあるんだけど)、演出的に心の機微を描くのがとても巧くて、毅然としたジェニーがとても美しくみえました。
まだ女性の社会進出は進んでいない時代、大学に行ってどうするの?という気持ちはよくわかるし、両親の良縁を望む気持ちもよくわかる。特に父親は自分に学がないから娘にそれを託しているのだ。だから少女にはとても大人で紳士的にみえるデイヴィッドは胡散臭い人間であるものの、両親は結婚をちらつかせられると弱いのだ。父親の告白にはジーンとさせられてしまった。
「やはり人生に近道など無い」と悟り、英文学の先生に手助けを頼むシーンがとても良かったです。


【概略】
優等生のジェニーは謎の紳士・デイヴィッドと恋に落ち、勉強そっちのけで刺激的な“大人の世界”にのめり込んでいくが…。

ラブロマンス

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