回転


2017.01.29 Sunday
【概略】
田舎の屋敷に住む子供の面倒を見ることになった家庭教師・ギデンス。住み込みで働くことになった彼女の前に、ある日見知らぬふたつの人影が現れる。
スリラー



残酷な狂気が加速し回転する…。
主人公のミス・ギデンスにデボラ・カー。その美貌はおいといて、中年にさしかかったしかし毅然としたオールド・ミスの壊れていく演技が素晴らしかった。
普通にゴシックホラーな作品としてみてもいいのですが、本作の根底に流れるのが「性的欲求不満」です。前任者が若いと表現されていたのにギデンスにはそれがない。実はオールド・ミスに一歩足を踏み入れたところ。これも重要なポイントでした。
冒頭で子供たちの世話を頼む大富豪の中年男性に対して、恋心とまではいかないまでも淡い想いを寄せたのが、まずみてとれるんですよね。そしてゴシップ(幽霊の男と先任教師とがただならぬ関係にあったと知る)にこれまたただならぬ関心、興奮、下世話な表情も露呈しています。未婚で恋愛経験の薄い欲求不満を抱えたオールド・ミス。ある意味乙女チックでこじらせ女子。頭の中では色んな妄想が駆け巡っていたであろう事が想像出来ます。
想像。そう、この映画は「想像力」がミソでして、劇中でも「想像力はあるか」と聞かれる場面もあるくらい。性を抑圧された女性のヒステリーが流行してた頃で、某映画でもありましたが、女性の陰部をいじる商売が繁盛していたとの事です。それを考えるに、果たして幽霊はいたのか、彼女の性欲から来る妄想ではないのか、など色々考えられるわけで。なんだか、牧歌的な日常の裏に見え隠れしている禁断の痴情がみえてくるんですよねえ。
一応幽霊譚なわけですが、幽霊が本当にいたのかいなかったのかは明確にされていないし、主人公の視点でだけ存在するのでほとんど問題ではない事。子供達が取り憑かれていると確信し必死に何とか救い出そうとするギデンスの、妄想に取り憑かれてるとしか思えない演出的な恐ろしさ。
結局、この屋敷で行われていた淫らな行為は事実でしょうし、その当事者である使用人の男女と、それを見ていた幼い兄妹の歪んだ関係も事実でしょう。
真相から、美しい兄妹たちに悪意的なものを感じてしまうわけですが、美しすぎるからこそ、そこに潜む邪悪なものの存在がこれまた想像力が働いて浮かび上がってくるのかもしれません。それは「無邪気」という名の邪悪なのかもしれませんね。
ゴシックホラーと思わせておいて、実はスリラー作品なのでした。

★ランキングに参加しています★
にほんブログ村 映画ブログへ にほんブログ村 映画ブログ B級映画へ にほんブログ村 映画ブログ 映画評論・レビューへ
よろしければご協力お願いします♪






生きうつしのプリマ


2017.01.28 Saturday
【概略】
父から話があると呼び出されたゾフィは、ネットのニュースを見て唖然とする。そこには、1年前に亡くなった最愛の母・エヴェリンに生き写しの女性が映っていた。
ドラマ



ミステリアスというよりはいい歳して情けない男たちに翻弄される物語。
「話があるんだ」と思いつめた声で父から呼び出されたゾフィは、ネットのニュースを見せられて唖然とする。そこには、1年前に亡くなった最愛の母エヴェリンに生き写しの女性が映っていた。彼女の名はカタリーナ、メトロポリタン・オペラで歌う著名なプリマドンナで、同じ歌手でもドイツの名もないクラブをクビになったばかりのゾフィとは住む世界の違うスターだ。父はどうしても彼女のことが知りたいと、ゾフィを強引にニューヨークへと送り出す。気まぐれなカタリーナに振り回されながら、彼女と母の関係を探るゾフィ。どうやら母には、家族の知らないもう一つの顔があったらしい―。
これ、早々に察する事が出来る映画ですよね。しかも中盤で呆気なく真相が明かされちゃう。
父パウルの衝撃発言。「母エヴェリンは結婚前に兄の子を妊娠していた。でも中絶したはず」。それだけ知ってたら、娘に探らせるんじゃなくてカタリーナの正体を察しろよと思わずツッコミたくなるこの父親の無能っぷり。そして唐突に登場した父の兄ラルフの存在。パウルは、エヴェリンからは堕ろしたと聞いていると言いますが、実はエヴェリンはイタリアで娘を出産しており、友人ローザに預けたということが分かります。つまりゾフィとカタリーナは、エヴェリンとパウル&ラルフ兄弟の間に生まれた異父姉妹という事になります。そりゃ母親に似てても仕方ないわな。
そして終盤。弟パウルは、「兄は私の持っているものを何でも欲しがった」と妻エヴェリンを寝取られたかのように言い、兄ラルフは「エヴェリンは私を愛していた」と言い放ちます。そして二人が取っ組み合いを始めるのです(笑)大の大人(老人)の兄弟が取っ組み合いですよ?呆れるを通り越して、なんてバカバカしい!エヴェリンはよほど巧くこのろくでもない二人の男の間を立ち回ったのでしょうね。墓場まで秘密をもっていってしまった。
しかし、一見すべてうまくいったかのような話ですが、ゾフィの新しい恋人、カタリーナとの面会を手配するかわりに自分と一夜を過ごせなんて要求する男で、ろくでもないと思うのですが…。母エヴェリンの血を受け継いでろくでもない男しかやってこないのか?とか思ってしまうラストでした。

★ランキングに参加しています★
にほんブログ村 映画ブログへ にほんブログ村 映画ブログ B級映画へ にほんブログ村 映画ブログ 映画評論・レビューへ
よろしければご協力お願いします♪






裁かれるは善人のみ


2017.01.27 Friday
【概略】
妻子と慎ましく暮らす自動車修理工コーリャ。強欲な市長に土地を買収されそうになった彼は、友人の弁護士ディーマと共に裁判に臨むが…。
ドラマ



圧倒的な自然の前で人間が非力なように、強大な権力を前に、小さな希望も砕かれるのか―。
ロシア北部の小さな町で妻子と暮らす自動車修理工のコーリャ。強欲な市長のヴァディムは、彼らの土地を買収しようと企む。自分の人生の全てともいえる場所を失うことが耐えられないコーリャは、強硬策に抗うべく、友人の弁護士ディーマをモスクワから呼び寄せる…。
原題は「リヴァイアサン」。主人公は勿論のこと誰一人として幸せにならない映画です。賄賂、暴力、職権乱用、裏切りなどどこの国でも行われる粗悪な事が起こり、政治も司法も警察も腐りきっている田舎町の物語。
権力と宗教という重い題材を正面から投げつけてくるのだけど、結果は邦題どおり、裁かれるのは善人のみなのです。
この善人が何を示しているのかというと、本当の意味での善なる人ではなく、一般市民、素朴な人間の事を指すのでしょう、つまりはコーリャの事を。しかし彼が善人というのはちょっと違うと思います。確かにコーリャの言い分は正しいけれども、みていたら人間性には問題ありなのがわかります。なんか「善人」とするにはちょっといまいち…の人物なんですよね。これが本当に朴訥な田舎のおじさんだったらわかります。また子供は後妻を罵倒したりと冷たくあたっています。行き場のない哀しみは後妻にもあてはまる。いつまでも懐かない息子、単調な魚の加工工場のパートに出向く以外、日々の行き場がない。
序盤と後半二回ある、女性判事がロボットのように長々と早口で判決文を読み上げるあのシーン。あまりに無慈悲な権力の在り方を感じてしまった。
権力をもった人物たちはみんな揃って傲慢で、たいして田舎の人々は皆みすぼらしく不幸な空気が漂っています。それにしてもロシア人は皆よく飲む。飲んでは語り、飲んでは互いに賞賛したりして、射撃したり(飲んでるのに?)車を運転したり(飲んでるのに?)していました。
印象強いのは、終盤で、市長が教会で自分の息子に「神様は全部見てるんだ」とかしれっと言うとこ。神は本当にみているのか?と思わせられる状況下でのあのシーンはほんと、殴りつけたくなった(監督の巧みな演出ですよね)。一般人は耐えるしかないのか。
結局起こした裁判には敗訴するも、市長には隠蔽した犯罪の過去があり、それを知る弁護士は市長との交渉を成功させるも、後妻の妻は弁護士とデキて、一度は戻った後妻が再度出て行った際、自殺か他殺か不明な状況で発見され…妻殺害容疑でコーリャが逮捕されるという…。なにこれバッドエンド!?後妻殺しの犯人は、ハンマーのくだりとか、息子ロマの仕業じゃないの…?
邦題が明かしちゃってるからネタバレも何もないですが…「権力には、一般市民は太刀打ちできない」。なんて現実的で無慈悲な事実だろうか。あまりに不条理なストーリーには心が暗くなるばかりです。
寒々しい光景が目に焼き付きます。浜辺に打ち捨てられた廃船と巨大なクジラの白骨。この陰湿な風景は、この町に住む人々の心そのもののようでした。

★ランキングに参加しています★
にほんブログ村 映画ブログへ にほんブログ村 映画ブログ B級映画へ にほんブログ村 映画ブログ 映画評論・レビューへ
よろしければご協力お願いします♪






アンジェリカの微笑み


2017.01.26 Thursday
【概略】
青年・イザクはある夜、若くして亡くなった娘・アンジェリカの写真撮影を依頼される。横たわる娘にイザクがカメラを向けると、その娘は瞼を開き微笑み掛ける。
ドラマ



イザクはある夜、若くして亡くなった娘アンジェリカの写真撮影を依頼される。ところが、ファインダーを覗いた途端、アンジェリカが瞼を開き彼に微笑みかける。驚いたイザクは写真を撮るや、早々に邸を後にする。翌朝、現像すると写真の中のアンジェリカが再び生きているかのように彼に微笑む。夜になって寝ていたイザクが起き上がると、今度はバルコニーに彼女が現われる。2人は抱き合ったまま宙に舞い上がり、木々の間や河の上を浮遊し、やがて夜の空へと昇っていく…。
アンジェリカの美しく永遠に変わらない微笑みには魅了されるものの…物語的にはあらすじそのまんまで終わります。
とても死人には見えないアンジェリカの姿に魅入られてしまったイザクは、精神的におかしくなっていきます。ああこれは死人に憑りつかれた男の怪談話だなって思いました。日本にもありますよね、「牡丹燈籠」とかそういう死人に魅入られてしまった男の物語。だって、これ窓の外にアンジェリカが現れると、イザクの体から彼の魂が抜けだして、アンジェリカと抱き合って空を飛ぶのです。そして、実体のイザクは息を引き取っているんですから…。あっでも怖い話じゃないですよ。相思相愛、愛の物語とのことです。
このあらすじの他に意味ありげなシーンがふんだんと散りばめられており、私にはわかりませんでしたが、それらにも意味がありそうです。
106歳で亡くなった監督が101歳の時に制作した作品で(脚本が書かれたのはもっと前)それだけでも凄いけど、アンジェリカとの出会いを増すごとに魂を奪われていく主人公と間逆に、のびのびと葡萄畑で働く農夫たちの生命に溢れた姿が対照的でした。

★ランキングに参加しています★
にほんブログ村 映画ブログへ にほんブログ村 映画ブログ B級映画へ にほんブログ村 映画ブログ 映画評論・レビューへ
よろしければご協力お願いします♪






イット・フォローズ


2017.01.25 Wednesday
【概略】
ジェイは好意を寄せるヒューから「それ」をうつされ、その日以降、ほかの人には見えないはずのモノが見え始める。捕まると確実に死が待ち受ける「それ」は、時と場所を選ばずに姿を変えて襲って来て…。
ホラー



セックスで呪いが感染するというアイディアが秀逸。セックスをして感染し、移された人のみが「それ」が見える設定で、ゆっくり歩いてくるので、その場で逃げること自体の難易度は低い。でも真綿で首を締められるように、じわりじわりと長期戦を強いられるのです。
ジェイは好意を寄せるヒューと一夜をともにするが、その後、彼が豹変。縛り付けられたジェイは「それに殺される前に誰かにうつせ」と命令される。彼がジェイと一夜を共にしたのは、うつすことが目的だったのだ。
・それは人にうつすことができる。
・それはうつされた者にしか見えない。
・それはゆっくりと歩いて近づいてくる。
・それはうつした相手が死んだら自分に戻ってくる。
・それに捕まったら必ず死が待っている。
果たしてジェイは、いつ、どこで現れるかわからない「それ」の恐怖から逃げきることが出来るのか―。
「それ」はぱっと見普通の人なので、どれがそうなのか近くに来るまで分からないんです。だから、常に後ろが気になっちゃって「いるんじゃない?」と自分が追われている感覚になるような撮り方は良かったと思います。しかもどこか変質者っぽい感じが変な怖さをかきたてるんですね。素っ裸のおっさんが屋根の上に立っていたのは笑いましたが。
ジェイはグレッグにうつして、何とか逃れようとするんです。しかしグレッグは母親に姿を変えた「それ」に殺され、ジェイのもとにまた「それ」は戻ってきてしまう。それをみかねた彼女の事が好きな幼馴染のポールが自分に移してくれといい、結局セックスに及びます。
最後は説明が無く中途半端に終わるため、結局「それ」の正体はわからずじまい。
なんだかなあと思うのは、ヒロインが自分が助かるためにその辺の男とホイホイ性交渉をもってしまうところかな。ビーチにいた男たちは説明されずでさっさと殺されちゃったんでしょうね、またジェイに戻ってきてた。貞操観念とまでは言いませんが、なんかヒロインが…やじゃないですか?そうするしか道がないとはいえ…。
ラストの朗読の意味するところから、単純に安易な性交渉からくる性感染症の恐怖というよりは、もっと深い「痛み」のメタファーがあるっぽいですね。

★ランキングに参加しています★
にほんブログ村 映画ブログへ にほんブログ村 映画ブログ B級映画へ にほんブログ村 映画ブログ 映画評論・レビューへ
よろしければご協力お願いします♪






タランチュラのキス


2017.01.24 Tuesday
【概略】
葬儀屋を営むブラッドリー家の娘・スーザン。母親から冷たくあしらわれ、友だちもいない彼女は、内緒で飼っている毒蜘蛛・タランチュラを使って、邪魔な人間を次々と殺していく。
サスペンス・ホラー



葬儀屋を営むブラッドリー家の娘スーザンは、日頃から母親に冷たくあしらわれ、友達もいない孤独な少女だった。そんな彼女が、唯一気を許せるのは、内緒で飼っている毒蜘蛛タランチュラだった。スーザンは、そのタランチュラを使って、邪魔な人間を次々と殺していく。母親を殺し、クラスメートも殺した。そして、ひとりの男が愛を告白するため、彼女に近づくが…。
蜘蛛パニックではないので、大量の蜘蛛は出てきません、そういう映画じゃないから。どちらかといえばホラーよりもサスペンスに近いような…。
タランチュラの毒で人を殺すのではなく、タランチュラを見た事や触れられたことによる「ショック」で人を殺すというね…そんなことで人は滅多に死にません。なんて難しい殺しでしょう(笑)。OPとEDの少女の笑顔が素敵だねえ。全体的にもっさりした感じでテンポはいまひとつですが、そこに時代を感じる、といえば感じられる。
消毒液と死人の臭いがつくからといった理由で夫婦仲はいまひとつ、そこへきて出世街道まっしぐらの警官の叔父と不倫に走る母親、ヒロインの事もクモなんか触って気持ち悪いったらありゃしないと罵倒しまくり。父親の暗殺計画を聞いてしまったスーザンは、母に蜘蛛をけしかけます。キャアアアーとショック死!(笑)
優しい父と幸せな生活を手に入れたと思ったスーザンですが、同級生たちにからかわれ蜘蛛を殺されてしまい、ドライブシアターで蜘蛛をたくさん車の中に忍ばせ、見事に錯乱死させる。またかつての愛人を忘れられない署長に出世した叔父は若く美しく成長した彼女を狙い…。
しかしみんなショック死しすぎだろー。そういえば狭い配管のなかでのタランチュラ襲撃もあったな。
叔父さんはスーザンが蜘蛛を可愛がってる事を知ってるので、死体に蜘蛛の脚が落ちていて気付いていたんですね。そこで相互扶助だといって、スーザンに迫る。一方でスーザンが皆を殺したと訴える少女ナンシーを殺すのです。
そして夜スーザンの部屋に忍んでいって襲おうとします。嫌がったため階段から落ちた叔父を、ナンシーの下、棺の中へ入れるラストはなかなか残酷で良いです。
それにしてもお父さんとんでもなく背が高いなwと印象に残った。

★ランキングに参加しています★
にほんブログ村 映画ブログへ にほんブログ村 映画ブログ B級映画へ にほんブログ村 映画ブログ 映画評論・レビューへ
よろしければご協力お願いします♪






悪童日記


2017.01.23 Monday
【概略】
第2次世界大戦下のハンガリー。双子の兄弟は両親と離れ、祖母が住む田舎へ疎開させられる。過酷な日々を送るうち、大人の非情な世界を知ったふたりは自らの信念に基づき生き抜こうと決意し、成長していく。
ドラマ



主演の双子の美少年は、素人だっていうんだから驚きだ。
映画は双子の目線で起こったことをそのまま日記のように淡々と流していき心理描写は一切描かれていない。
疎開してきた双子は意地悪な祖母に引き取られ、その村で暮らすことになる。双子は、生きるための労働を覚え、聖書と辞書だけで学び、様々な「訓練」を自らに課すことで肉体と精神を鍛えていく。残酷さに慣れなければならない。母を忘れ、痛み、飢え、寒さに耐え、そして人を殺す方法も考えた。そして、目に映った真実だけを克明にノートに記す。お互いの手を決して離さず、なぜ彼らは心も身体も強くならなければいけなかったか。
生き抜くために子供が盗みや殺人を犯しても戦争の混乱の中に消えていく。ただ2人の場合は悪も正義も併せ持った冷徹さを兼ね備えていた。
ボコボコにされた時、ゲイの美少年好きのナチス将校に助けてもらったり、友達になった少女は戦争が終わってソ連軍の戦車が来ると喜んで手を振り家に招き入れ兵士に犯され殺されてしまったり。聖書は「汝殺すなかれ」と教えているが、殺しは日常なのだ。
親切にしてくれた靴屋さんをドイツ軍に売った司祭館の娘を爆殺(未遂、顔は滅茶苦茶になった)。友達になった少女が死亡したためその母親を小屋ごと焼殺。発作に苦しむ祖母を約束どおり毒殺。こう書いていくとどんなサイコな双子だよ、と思われそうですが…彼らは彼らなりの正義で動いている。双子の目に映る世界の暗さが半端なかった。
会話が少なくて双子の一心同体ぶりが理解出来るので、片方はハンガリーに残り、片方は地雷を踏んで命を落とした父親の遺体の上を歩いて西側へと渡り、それぞれ別の道を歩き始めるという衝撃のラストにはちょっと驚いた。別の道を歩む二人、それこそが最後の「訓練」だったのかも…。

★ランキングに参加しています★
にほんブログ村 映画ブログへ にほんブログ村 映画ブログ B級映画へ にほんブログ村 映画ブログ 映画評論・レビューへ
よろしければご協力お願いします♪






ボーイ・ソプラノ ただひとつの歌声


2017.01.22 Sunday
【概略】
複雑な家庭に育った少年・ステットは名門少年合唱団に入学。カーヴェルの厳しい指導を受けながら、次第に歌うことに魅了されていくが…。
ドラマ



私の中のボーイ・ソプラノといえば、「20世紀最後の天才ボーイソプラノ」と言われ確かに声量が良く、技巧がとんでもないレベルのクリスタル・ヴォイスだったコナー・バロウズ。私は一時期夢中になってトレブルを追いかけていた(といってもウィーン少年合唱団は趣味ではない)。同時期に、コナーの弟たち(エドワードとパトリック)と「ボーイズ・エア・クワイア(BOYS AIR CHOIR)」、「リベラ」のリーアム・オケーン(フェアリー・ヴォイス♪)、あたたかい声質のアンソニー・ウェイと、いい人材がいた時代にはまっていたなあと自分でも思う。
bac(BOYS AIR CHOIR)、リベラ、テルツ少年合唱団、ドラケンスバーグ少年合唱団を主に聴き及んでいました。
思い出がたくさんあります。コナーにあいたくて、コンサートを聴きに東京まで遠征(札幌から!)しました。ただその時にはコナーはもう声変わりしてしまっていたので、クワイア・マスターとなっていて…ただ指揮者からいきなり振り返って歌いだしたときの美貌がね…まさにね…ブワーーーッと鳥肌たったね、あれはね(しかも私ど真ん中の前列のほうに座っていたから、物凄い美顔オーラが出てたわ)。懐かしい思い出。出待ちしたり(笑)あ、全盛期のコナーの美貌と美声は有名なのでね(それがネタにされるほど)。
リーアムも大好きでね、あの女の子よりも可愛らしい妖精のような声は本当にどこから出てくるのだ!?と思ったらこっちも可愛らしい容姿で…オネエさん参った!参ったよ!!(どうでもいい)
少年たちがボーイ・ソプラノでいる期間はとても短いものです。だからこそ一瞬でとても貴重できらめくその声。魅了されてしまうのはそういうところなのかもしれない。
ああ、ところで本作ですが、寄宿学校の雰囲気とか練習風景とかは「ほほー」となったしキュンとした。ツアーの時日本で女の子たちにキャーキャー言われたとかって言ってて笑った(笑)。転換となる歌が「Pie Jesu」だったのもポイント高い。私が好きで聴いていたのは主にバッハの声楽やレクイエム関係だったけど。
女校長先生の「ステンドグラスを粉々にして!」が良かった。
肝心の公演シーンはまったく心に響かなかったのが残念。

★ランキングに参加しています★
にほんブログ村 映画ブログへ にほんブログ村 映画ブログ B級映画へ にほんブログ村 映画ブログ 映画評論・レビューへ
よろしければご協力お願いします♪






ロブスター


2017.01.21 Saturday
【概略】
独身者は身柄を確保されてホテルに送られ、そこで45日以内にパートナーを見つけなければ、動物に姿を変えられるという近未来。ひとり身になったデヴィッドもホテルへと送られ…。
ドラマ



ここでは、45日以内にパートナーを見つけなければ、あなたは動物に変えられます―。
「独身者」は、身柄を確保されホテルに送られる。そこで45日以内にパートナーを見つけなければ、自ら選んだ動物に変えられ、森に放たれる。独り身になったデヴィッドもホテルに送られ、パートナーを探すことになる。しかしそこには狂気の日常が潜んでいた。しばらくするとデヴィッドは“独身者"が暮らす森へと逃げ出す。そこで彼は恋に落ちるが、それは“独身者"たちのルールに反することだった―。
コリン・ファレル、レイチェル・ワイズ、ジョン・C・ライリー、レア・セドゥ、ベン・ウィショーと豪華な俳優陣。そして「籠の中の乙女」の監督・脚本ということで期待していた作品。
まず設定が相変わらず奇抜です。ホテルのなかでは、恋人を見つけたくなるようなルールが施行されサービスが提供され催しが開かれます。また、独り身でいるデメリットをホテルスタッフが大真面目なパフォーマンスで説明します。更に、ホテル客は定期的に動物に姿を変えた独身者を捕獲する任務が与えられ、捕獲数が多いほど執行猶予期間が延びるので動物になるまいとみんな必死。しかも共通の特徴をもっていることが愛の前提にされているため、皆が相手と共有しあえるものを持とうと血眼になる姿は滑稽でした。
本作のような架空の世界ではなく私たちの暮らしでも、パートナーがいない人間は社会的になにか欠落しているとみなされ、居心地の悪さを覚える事はありますが、この作品はそれをちょっと大げさに描いているような感じがしました。
ルールに反して恋に落ちた二人は二人だけのジェスチャーで会話する。しかしリーダーにばれて女は失明させられてしまう。そして二人は、町で生活する事にするのでした。
基本的に真面目な映画で、なんとも味わいのある作品です。設定の奇抜さだけではない、命がけの婚活映画ではありますが、それだけではない何かを感じる作品です。

★ランキングに参加しています★
にほんブログ村 映画ブログへ にほんブログ村 映画ブログ B級映画へ にほんブログ村 映画ブログ 映画評論・レビューへ
よろしければご協力お願いします♪






ナイトライト 死霊灯


2017.01.21 Saturday
【概略】
有名な心霊スポット・コヴィントンの森にやって来た男女5人。森に入った者は“何もの”かに取り憑かれ飛び降り自殺を強いられるという噂をよそに、彼らは肝試しに興じるが…。
ホラー



「その森でライトをつけてはいけない」
心霊スポットとして有名なコヴィントンの森にやってきた男女5人。ここでは毎年多くの自殺者が後を絶たない。森に入った者は何者かにとり憑かれ、意識を無くし、完全に体をのっとられて崖の上へと導かれて飛び降り自殺を強いられる―。そのため、森に入って絶対にやってはいけない約束があるという。「その森でライトをつけてはいけない」そんな噂をよそに、度胸試し・肝試しに興じる5人だったが…。
毎度お馴染みバカな若者グループが曰くつきの場所へと出向き「呪いも祟りも知ったことじゃねぇぜ!」とバカやった挙句、正体不明の何者かに襲われて全滅するなんとも救いのないストーリーでしたが、自分が原因で幼馴染が自殺した森へと肝だめしにいく主人公にいたっては、いくら意中の青年がいたとはいえ、最低だな。
しかし、終始真っ暗でよく見えないし、ごちゃごちゃと会話がうるさいし、アングルが悪かったりで何が起きているか分からないシーンが多く、POVホラーが好きな方にはいいのかもしれないけど、もうこの手法は飽きたよね。つまんないよね。

★ランキングに参加しています★
にほんブログ村 映画ブログへ にほんブログ村 映画ブログ B級映画へ にほんブログ村 映画ブログ 映画評論・レビューへ
よろしければご協力お願いします♪







search this site.

New entries

categories

Memo

02/22
一応、前の事業所に戻りました。6月初めまで勉強中心に頑張るぞお。ゲームもだけど、DVDもみなきゃなんだけどなかなかその時間がない点が微妙だ。 借りてきたもの→「ベルリンファイル」「ウォールフラワー」「MUD マッド」「武士の献立」「アメリカン・ハッスル」「鑑定士と顔のない依頼人」「ダラス・バイヤーズクラブ」「偉大なる、しゅららぼん」「チョコレートドーナツ」「フルスロットル」「友よ、さらばと言おう」「ファーナス 訣別の朝」「テロ,ライブ」「監視者たち」「イン・ザ・ヒーロー」「ケープタウン」「イコライザー」「泣く男」「蜩の記」「リスボンに誘われて」「誰よりも狙われた男」「アバウト・タイム 愛おしい時間について」「トワイライト ささらさや」「エレクトリック・チルドレン」「オオカミは嘘をつく」「ショート・ターム」「ポイントブランク〜標的にされた男〜」「シェフ 三ツ星フードトラック始めました」「嗤う分身」「あと1センチの恋」「プリデスティネーション」「きっと、星のせいじゃない。」「ビッグ・アイズ」「最後まで行く」「イン・ユア・アイズ 近くて遠い恋人たち」「ラスト・リベンジ」「ハッピーエンドが書けるまで」「ゼロの未来」「はじまりのうた」「マジック・イン・ムーンライト」「デッド・シティ2055」「誘拐の掟」「ジヌよさらば〜かむろば村へ〜」「悪のクロニクル」「靴職人と魔法のミシン」「パイレーツ」「駆込み女と駆出し男」「真夜中のゆりかご」「ロスト・リバー」「WISH I WAS HERE 僕らのいる場所」「ミッション:インポッシブル/ローグ・ネイション」「カリフォルニア・ダウン」「ハイネケン誘拐の代償」「しあわせはどこにある」「龍三と七人の子分たち」「チャイルド44 森に消えた子供たち」「白髪妖魔伝」「マーシュランド」「奪還者」「天使が消えた街」「提督の艦隊」「共犯」「かけがえのない人」「アリスのままで」「ピエロがお前を嘲笑う」「クーデター」「ギヴァー 記憶を注ぐ者」「恋人まで1%」「ホーム・スイート・ヘル/キレたわたしの完全犯罪」「ハッピーボイス・キラー」「ファンタスティック・フォー」「悪魔は闇に蠢く」「マイ・インターン」「コンテンダー」「グォさんの仮装大賞」「ナイトクローラー」「ジョン・ウィック」「マジックマイク XXL」「しあわせへのまわり道」「ふたつの名前を持つ少年」「コングレス未来学会議」「アデライン、100年目の恋」「愛しのグランマ」「名もなき塀の中の王」「黒衣の刺客」「ベル&セバスチャン」「さよなら、人類」「ぼくらの家路」「ヴェルサイユの宮廷庭師」「ヴィンセントが教えてくれたこと」「ドローン・オブ・ウォー」「ハイエナ」「グランド・ジョー」「図書館戦争 THE LAST MISSION」「白い沈黙」「エール!」「パパが遺した物語」「カリキュレーター」「ミニー・ゲッツの秘密」「バクマン。」「サバイバー」「恐怖ノ白魔人」「エイリネイト -侵略地区-」「ミケランジェロ・プロジェクト」「エベレスト」「クリード チャンプを継ぐ男」「アクトレス 女たちの舞台」「ゾンビマックス!怒りのデス・ゾンビ」「Re:LIFE 〜リライフ〜」「ラスト・ナイツ」「ブリッジ・オブ・スパイ」「ヒトラー暗殺、13分の誤算」「笛を吹く男」「顔のないヒトラーたち」「モンスターズ 新種襲来」「尚衣院-サンイウォン-」「白鯨との闘い」「黄金のアデーレ 名画の帰還」「ブレイキング・ゴッド」「メモリーズ 追憶の剣」「クリムゾン・ピーク」「リザとキツネと恋する死者たち」「ヴァイキング・サーガ」「クライム・ヒート」「ゾンビーワールドへようこそ」「スナッチャーズ・フィーバー 喰われた町」「海賊じいちゃんの贈りもの」「殺されたミンジュ」「オデッセイ」「ブラック・スキャンダル」「ディバイナー 戦禍に光を求めて」「SPOOKS スプークス/MI-5」「サヨナラの代わりに」「ラバランチュラ 全員出動!」「リジェネレーション」「独裁者と小さな孫」「エージェント・ウルトラ」「X-ミッション」「マルガリータで乾杯を!」「監禁村」「サマー・インフェルノ」「完全なるチェックメイト」「サウルの息子」「最強サイボーグX」「タイム・ラヴァーズ 時空を繋ぐ指輪の物語」「クロノス」「ドラゴン・ブレイド」「マネー・ショート 華麗なる大逆転」「SPY TIME-スパイ・タイム-」「ザ・ブリザード」「テラーハウス」「ニック/NICK ハードペイン」「ディーパンの闘い」「ハッピーエンドの選び方」「ディスクローザー」「ドリーム ホーム 99%を操る男たち」「追撃者」「スリーピング・ボイス〜沈黙の叫び〜」「罠」「砂上の法廷」「パディントン」「ヴィクター・フランケンシュタイン」「SPY/スパイ」「僕だけがいない街」「最愛の子」「虹蛇と眠る女」「これが私の人生設計」「鬼はさまよう」「ぼくとアールと彼女のさよなら」「スクリーム・ガールズ 最後の絶叫」「あいつだ」「超次元ソニックマン」「グレート・ウォリアーズ/欲望の剣」「特捜部Q キジ殺し」「バットマン vs スーパーマン ジャスティスの誕生」「ヘルケバブ 悪魔の肉肉パーティー」「SHERLOCK/シャーロック 忌まわしき花嫁」「デッド・ウォーカー」「パリ3区の遺産相続人」「狼は暗闇の天使」「インサイダーズ 内部者たち」「リーザと十二月の神々」「ロスト・エリア -真実と幻の出逢う森-」「キャロル」「マギー」「ヘイトフル・エイト」「バチカン・テープ」「ゾンビ・ファイト・クラブ」「戦慄収容所」「アナザー」「リリーのすべて」「セブンス・サン 魔使いの弟子」「エレクトラウーマン&ダイナガール」「スポットライト 世紀のスクープ」「人生は小説よりも奇なり」「ニック/NICK ラスト・フューリー」「あるメイドの密かな欲望」「シビル・ウォー/キャプテン・アメリカ」「ヒットマン エージェント47」「エヴェレスト 神々の山麓」「テラフォーマーズ」「マインド・エスケープ」「家族はつらいよ」「ルーム」「アメリカン・レポーター」「殿、利息でござる!」「スノーホワイト-氷の王国-」「ヘイル,シーザー!」「心霊ドクターと消された記憶」「アサイラム 監禁病棟と顔のない患者たち」「選挙の勝ち方教えます」「ベイビーブラザー」「Mr.ホームズ 名探偵最後の事件」「獣は月夜に夢を見る」「ミッシング・サン」「ペーパーマン PaperMan」「ヴィジョン/暗闇の来訪者」「エルサレム」「フィフス・ウェイブ」「ラザロ・エフェクト」「サウスポー」「復活」「二ツ星の料理人」「パレス・ダウン」「クリーピー 偽りの隣人」「アイ アム ア ヒーロー」「太陽」「ヒメアノ〜ル」「西遊記 孫悟空 vs 白骨夫人」「スキャナー 記憶のカケラをよむ男」「エクスポーズ 暗闇の迷宮」「ヘイヴンハースト」「ラスト・キング 王家の血を守りし勇者たち」「インデペンデンス・デイ:リサージェンス」「クーパー家の晩餐会」「ハロルドが笑うその日まで」「サイレント・ナイト 悪魔のサンタクロース」「私を忘れないで」「恋するインターン 〜現場からは以上です!〜」「ダークネス」「教授のおかしな妄想殺人」「花、香る歌」「ワタシが私を見つけるまで」「ライオット・クラブ」「荊棘の秘密」「シークレット・アイズ」「レジェンド 狂気の美学」「トマホーク ガンマン vs 食人族」「極悪の流儀」「ダーティー・コップ」「二つの真実、三つの嘘」「ターザン:REBORN」「素敵なサプライズ ブリュッセルの奇妙な代理店」「きみがくれた物語」「ローマに消えた男」「ジェム&ホログラムス」「アウトバーン」「エクス・マキナ」「X-MEN:アポカリプス」「裸足の季節」「モンスター・ハント」「スーサイド・スクワッド」「メカニック:ワールドミッション」「人生は狂詩曲(ラプソディ)」「高台家の人々」「帰ってきたヒトラー」「罪の余白」「ヤング・アダルト・ニューヨーク」「ミラーズ 呪怨鏡」「好きにならずにいられない」「サスペクツ・ダイアリー すり替えられた記憶」「秘密 THE TOP SECRET」「リバイバル 妻は二度殺される」「ウェディング・フィーバー ゲスな男女のハワイ旅行」「モデル 欲望のランウェイ」「グランド・イリュージョン 見破られたトリック」「ミュータント・ニンジャ・タートルズ:影<シャドウズ>」「葛城事件」「コンカッション」「コープスパーティー Book of Shadows アンリミテッド版」「ベトナムの怪しい彼女」「ベネファクター/封印」「シング・ストリート 未来へのうた」「ミモザの島に消えた母」「BFG:ビッグ・フレンドリー・ジャイアント」「FOUND ファウンド」「マッド・ドライヴ」「キング・オブ・エジプト」「世界一キライなあなたに」「神様の思し召し」「ハドソン川の奇跡」「神のゆらぎ」「アブノーマル・ウォッチャー」「BILLABONG ビラボン」「超高速!参勤交代 リターンズ」「コロニア」「ハイ・ライズ」「ベン・ハー(2016)」「ネイバーズ 2」「サイレント・アイランド 閉じ込められた秘密」「彼岸島デラックス」「ダウンヘル」「YOU ARE NEXT ユー・アー・ネクスト」「デッド・オア・ラン」「血闘」「イーグル・ジャンプ」「キラー・インフェルノ」「グースバンプス モンスターと秘密の書」「ハートビート」「セルフレス/覚醒した記憶」「ルドルフとイッパイアッテナ」「青空エール」「スター・トレック BEYOND」「インフェルノ」「インサニティ」「特捜部Q Pからのメッセージ」 他、自宅保管DVD


……………………………
TSUTAYA DISCASは、今や幻の(笑)Mプランで継続中だよ!
……………………………
★ 最近観た中でよかったのは:
さよなら子供たち

★ 現在観ている海外ドラマ:
BONES -骨は語る- シーズン10
名探偵MONK ファイナル・シーズン
デクスター ファイナル・シーズン
HANNIBAL/ハンニバル
ゲーム・オブ・スローンズ 第二章:王国の激突

New&old story

Powered by 複眼RSS

recent comment

recent trackback

links

Management

Rss. 更新情報

Rss. 更新情報

archives

Ranking








mobile

qrcode

powered

無料ブログ作成サービス JUGEM

PR