サイの季節


2016.06.07 Tuesday
【概略】
ある男の企みによって不当に逮捕された詩人・サヘル。30年後、釈放された彼は、最愛の妻・ミナの行方を捜し始めるが…。
ドラマ



1979年、イラン・イスラム革命時、詩人サヘルはある男の企みによって「神を冒涜する詩を書いた罪」で不当に逮捕される。30年後、釈放された彼は、生き別れとなった最愛の妻ミナの行方を捜し始める。しかし、政府の嘘によってサヘルはすでに死んだことにされていた。
一方、夫が死んだと聞かされて、30年間悲しみの中で暮らしていたミナのまわりにはある男の影がつきまとう。その男の名はアクバル。彼こそがサヘルの死を偽り、夫婦の間を引き裂いた張本人だった…。
って書くと、ドロドロ30年来の三角関係にみえますが、実際そうなんですよねー。確かに、単純に愛する人と会えない苦しみを描いたドラマでもあると思うし、それだけじゃない政治的・宗教的な問題にも見える。
30年間、投獄されていた詩人のサヘル。詩人サデッグ・キャマンガールの実際の体験を基にした映画なのですが、馬のまぶたや、降る亀、そしてサイが登場する彼の詩は、ドラマを牽引するように挿入され、暗喩に満ちた哀しみが強く伝わってくる。この詩に導かれ心象風景が映し出される。

イランやトルコを舞台にした大人向けの政治色の強い芸術路線の人間ドラマで、詳しいわかりやすい説明は一切なし。革命の混乱のさなかに牢獄にぶち込まれた詩人サヘルとその妻の愛の物語とも言えます。詩人があまりにも寡黙なため一体何を考えてるんだか分からないのも味わい深いです。彼の心境を想像していくのがこの映画の醍醐味なのかもしれませんね。

30年と言う月日の重み、想いが、詩に託されているかのようですね。あと、愛する人の詩をタトゥーにする商売をしているミナのもとへたどり着いてタトゥーを彫ってもらうときに何も言わないのが、なんともこの二人の人生の重みみたいなのを感じてしまいました。

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サクラメント 死の楽園


2016.05.30 Monday
【概略】
連絡が途絶えていた妹から奇妙な手紙を受け取ったパトリックは、過激な取材をするサムらととある共同体に潜入取材を敢行する。
ドキュメンタル・ホラー



「神」による絶対の恐怖。
1978年に全世界を震撼させたカルト教団「人民寺院」の信者による集団自殺。教祖ジム・ジョーンズのもと、914人が一斉に自殺し、9.11テロ以前ではアメリカ史上最悪の犠牲者を出した事件としていまなお語り継がれている。この衝撃の実話をもとに、全編P.O.V.(主観映像)で観客は全員、集団自殺の事件現場に放り込まれる。平和に見えた世界が徐々に悪夢へと変わっていき、臨場感に満ちた究極の恐怖を突きつけられる。そして、目の前で行われる最悪の儀式にあなたは、なす術を持たない事件の当事者となるのだ…。
連絡の途絶えていた「妹」からの手紙。それは悪夢への招待状…。あるカルト教団に潜入取材をすることになった3人の物語。
一定の宗教に関わるものほど理解出来ないものはない。とくに日本人は、多宗教をたいして信仰せずに行事を行っているようなタイプの人たちですから、神に対する意識は低い。宗教は心の内のものであって、外に向けるものではないというのが私の自論で、勧誘のある宗教はまず怪しいと思って間違いないと思ってる。
さて本編ですが、あるメディア会社は潜入取材をする事で他とは違うニュースを取り上げてきたと報じる。パトリックはそのVICE社のサムとカメラマンのジェイクと一緒に手紙で知らせてきた妹のいるらしい共同体エデン教区へと向かう所から始まるのです。「ここが約束の地」と書かれた共同体は森の中にあって、たくさんの人々が生活していた。
牧歌的な自給自足で生活している村のようだが、インタビューに快く応じてくれるものと、目すらあわせず去っていくものがいて、少々不安をあおる。
皆が「お父様(ファーザー)」と呼ぶ教祖は、どうみても教祖的ではない。グラサンの小太りの普通のおじさん風で、しかし取材に対しての返答は曖昧でうまいことはぐらかされてしまうのでした。
夜のパーティがから帰宅すると、口のきけない少女がサムに「助けてください」と書かれたメモを渡すんですが、そこから事態は急展開を迎えるのです。
ここでわかることですが、完全に「お父様」に洗脳された人もいるものの(パトリックの妹もこっち側)、一部の人間は洗脳されきってはおらず…。
「エデン教区」の裏側がどんどん描かれていきます。最初は洗脳されていなかった人々が「連れ出して。娘だけでも助けて」と暴動を起こし始める、そして次のステージと称して集団自殺を始める彼ら。結果的にはサムとジェイクと、実は洗脳されてなかった警備員以外は全員自殺&殺される(兄パトリックに毒を盛って殺したのち、自らガソリンをかぶり火をつけてのたうち回り死ぬ妹)→口の利けない少女は母親に「この子を殺させるものですか」と首を切られて死亡、母親も追ってきた洗脳組に銃殺され…)からくもサムとジェイクはヘリで逃げるというラストです。
たった一日「外から来た者」がいるだけで破壊されるような楽園なのか、とかツッコミどころはありますが、カルト教団の理解できない物言いはやはり恐ろしいよね。

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ザ・ハロウ/侵蝕


2016.05.23 Monday
【概略】
アイルランドのある森を調査するためにアダムが家族と共にやって来る。調査を進める内に、彼らは森の中に潜む古代のクリーチャーたちと対峙し…。
ホラー



自然界には決して知ってはいけない「掟」が存在する…。
地元民から神聖化(HALLOW)された不気味な森。その中では恐ろしいクリーチャーたちが人間の生血を求めてうごめいていた…。
ゲオの先行レンタルですね。ホラーとしては新しさはないものの、色んな映画(遊星からの物体X、死霊のはらわた、もののけ姫、ディセント、サンゲリア、パラサイト・バイティングなど)を融合させ一本のホラー作品に仕上げている所は評価できると思います。舞台がアイルランドの森というところからして、おちゃらけた雰囲気の無い、シリアスなホラードラマになっているところも好感。

都会人が田舎の神聖物に触れて、えらい目にあうホラーと言えば『ウィッカーマン』(ニコケイのじゃないよ)なんかが思い浮かびますが、本作では人間ではなくクリーチャーが登場。また、このクリーチャーのいる家の天井や車のボンネットの中など至る所に植物の蔦のような黒いベトベトが現れるのですが、これが気味が悪くて良かったです。

アダムは森の古びた小屋で、動物の死骸から他の細胞に侵蝕する未知の細胞を発見する。地元の住民達は、アダムが森へ入る事を良く思わなかった。彼らは森に邪悪なものが潜んでいると信じ、アダムの妻にネクロノミコン的な書物を渡すのだった。しかしアダムは住民達の警告に耳を貸さず森の調査に没頭、やがてアダム一家を何者かが襲撃するのだが、それは人間ではなかった…。

クリーチャーに傷つけられると、例の細胞が人体を侵蝕し、身体が変形し始めてやがてはクリーチャーの姿になってしまうようです。…という事は、このクリーチャーは元は細胞に冒された人間という事です。飼い犬とアダムは期せずしてこれに冒されてしまう…。そしてネクロノミコンのような書物には、クリーチャーは子供を狙っていて、子供を誘拐して偽物を返すという事が書かれています(チェンジリング?)。彼らは光と鉄に弱いので、夫婦は発電機で光を作り、窓に格子をするのですが…。

クライマックスでは偽物の子供が太陽光を浴びて骸骨になるシーンがありました。アダムは妻クレアが言ったとおり本物の息子フィンをつれて言った事と偽子の最期を見届けてから事切れる。派手な見せ場はないものの、独特の雰囲気と不気味な世界観が描き出されており、真面目に作られた小品で私は好きですねー。彼ら「ハロウ」の侵蝕は終わっていないというというのもわかるラスト。
基本的には一夜の攻防ががっつりと描かれていて、間延びしていない点は良いと思いました。

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スター・ウォーズ/フォースの覚醒


2016.05.15 Sunday
【概略】
砂漠の惑星で家族を待ち続けている孤独な女性レイは、謎のドロイドBB-8とストームトルーパーの脱走兵フィンと出会い運命が一変する。
SFアクション



みんな、これが面白いの?私は無難な作りでまとめたように思えたな。
エンタメではある。多分パッと見たら面白いんじゃない?でもすぐ忘れると思うし、なにより違和感が凄くて…。
強めのフォースをもっているからといって、初めてのライトセーバー戦で華麗に戦うヒロイン・レイ。
ハン・ソロの息子カイロ・レンがダークサイド(またかよ、と思う)、そして父殺し(性格的に死んでない気がするけど…でも姫はなにかを悟ってたっぽいしなあ。チューバッカの新たな相棒と言うかパイロットとしてレイってことなのかな)。
あとさ、これは仕方ないのかもしれないけれども、カイロ・レンの普通すぎる容姿。どうにかならなかったのかねアレ。まああの容姿のおかげでそのへんの物に八つ当たりしたりと子供っぽい性格がとっても納得いったわけですが。
少なくともこれは「スターウォーズ」エピソード7ではないですよ。最終的にアナキン出生のルーツに繋がったら面白いかもですが…。旧ファンを釣るための旧キャラのサービス出演にもあざとさを感じずにはいられない。「ジェダイの帰還」とあったように、SWは親と子の物語であった(ルークの答えに対してのベイダーの答え)と、個人的に思っているので、なんか別作品をみてるような気分でした。
ゆとり人類っぽいカイロ・レン含めて敵キャラも薄くて、存在感がない。
宇宙・銀河の広がりも世界観から感じ取れず、これじゃエピソード4の焼き直しだろう。そう思う人結構多いんじゃない?
一般兵のトルーパーに負けるフィンが、カイロ・レンに一撃を喰らわせるシーンたらもう…萎えたよ。新鮮味のなさとカリスマ的悪役の不在は、致命的でした。
あと鍛えてたはずの師ルークは隠遁しましたが、師だからこそ弟子の不始末をなんとかするとかこう…なかったのかねえ。とりあえず、レイとルークとが出会えてこのエピ7は終了。
抑え抑え目の作品、8及び9作目でどう変わるか。

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草原の実験


2016.05.12 Thursday
【概略】
少女は大草原に建つ小さな家で父親と暮らしていた。遠い世界へ思いを馳せながらも、少女は穏やかな生活にささやかな幸せを感じていた。そんな静かな日々に突如、暗い影が差してきて…。
ドラマ



少女がその先に見たもの―。
美しい少女と父が過ごす、ある村の運命。旧ソ連の実話に基づき、歴史の傷跡を描いた衝撃作。
その少女は、大草原にポツンと建つ小さな家で父親と暮らしていた。家の前には家族を見守る一本の樹。毎朝、どこかへと働きにでかける父親を見送ってはその帰りを待つ少女。壁に世界地図が貼られた部屋でスクラップブックを眺め、遠い世界へ思いを馳せながらも、繰り返される穏やかな生活に、ささやかな幸せを感じていた。幼なじみの少年が少女に想いを寄せている。どこからかやってきた青い瞳の少年もまた、美しい彼女に恋をする。3人のほのかな三角関係。そんな静かな日々に突如、暗い影がさしてくる…。

非常に静かな作品で、ヒロインの少女の透明感あふれる美しさに心を奪われ、ラストに突きつけられる驚愕のエンディングに言葉を失う、そんな作品。一切台詞がなく、美しい映像を見ながら、各々の想像力によってシーンを補填していかなければならない。台詞のない美しい映像によるロシア映画と聞けば、実験映画かと思わされるけれども、実際はそうではない。牧歌的でありながらどこかファンタジックな世界観は、にわかに崩壊の予感すら感じさせる。
中盤の軍用トラック。男たちが何かの数値を測るような装置を手にし、小屋の周りと中へと踏み込んでくる。父親は裸のまま外に引きずりだされ全身を調べ上げられた。ベッド下に隠れた少女には男たちは気づかずそのまま立ち去っていく。その日を境に父親の健康状態は悪化。父親は、医者に診せる甲斐なくして死んでしまう。少女は家を出て外へ飛び出すも、遠くの大地は鉄条網に覆われて先に進めない。
そしてついに美しい少女を巡って、幼馴染の少年と白人の少年が決闘。結局ボロボロになりながらも白人の少年が小屋にたどり着き、少女と暮らし始めるのだった。
しかしある日、遠くの空で巨大な爆発音がし、キノコ雲が立ち登る。それは美しい草原だけでなく、美しい少女すらも飲み込みすべてを破壊していくのだった。
そう、この作品は、実際に起こった「その地域は無人」という偽りの情報のもと周辺に一切の警告がなされないままに行われた当時のソ連のカザフスタンでの初の核実験が元になっていたんですね。
まさかそんな話だとは思ってなかったから、ドーンときたよこれ。重いしこりが胸に残った。

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坂道のアポロン


2016.05.11 Wednesday
【概略】
1966年初夏。高校一年生の西見薫は、父親の仕事の都合で横須賀からひとり、親戚のいる九州へ引っ越してきた。それまで優等生で周囲に心を閉ざしがちな薫だったが、“札付きのワル"と恐れられる破天荒なクラスメイト・川渕千太郎との出会いが彼を変えていく。千太郎を通じて知ったジャズの魅力、そして初めての「友達」と呼べる存在。仲間と奏でる音楽がこんなにも楽しいなんて! 千太郎の幼なじみで心優しいレコード屋の娘・律子、ミステリアスな上級生・百合香、憧れの兄貴分、淳兄…。アメリカの文化漂う海辺の街を舞台に、友情・恋心・音楽がまぶしく交錯する青春群像劇。
アニメーション



おススメです。と言われて早々に借りてきた本作。4巻全12話。
OPの疾走感で惹かれました。
薫と千太郎が意見のくい違いでその友情が歪んだとしても、それを解決するのはやっぱりジャズのセッションだったっていうのが爽やかで胸を熱くさせる展開でした。60年代と言う時代背景も良かったように思います。
確かに駆け足だった感覚もあるのですが、12話だし、仕方ないのかなとも。主人公らとくに千太郎の生まれた背景そしていなくなってからのラストの選択には、胸がじんとしましたが、それもやはり時代背景があってこそだなあと感じましたね。現代アニメだったら「ふーん。…で?」になってたかもしれません。
原作が少女漫画なのでプリキュアの隣の「少女アニメ」棚にあったことが驚きでしたが(笑)確かに少女漫画らしい悶々とした青春模様が繰り広げられてたかも。でもそこをジャズのセッションでカバー。爽やかで凄くキラキラした青春アニメでした。難といえば、もうちょっとジャズセッションシーンが欲しかったです。
ゆりかさんよりも、やっぱりヒロインのりっちゃんが可愛くていい子で。方言女子は可愛いといいますが、ほんとですね。薫の眼鏡はずしが「きれいな顔しとるわ」のアピールだったってのはのちのちちょっと笑いましたが、恋、友情、セッションがこの主人公らなら「あり」だなと感じられる作品だった。
ラストの8年後、医者になった薫と神父見習いとなった千太郎とのパイプオルガンとドラムのセッションが繰り広げられる所は、「うわ〜〜〜」と思ったよ。チャ〜チャ♪チャッチャッチャッチャ♪モーニン♪(「Moanin'」有名曲ですね)そこから坂道を駆け下りた先に笑顔のりっちゃん。上手い終わり方。

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死体と遊ぶな子供たち


2016.04.21 Thursday
【概略】
とある島にやって来た劇団員・アレンたちは、謎の本を手に入れ、書かれている内容に従って死体蘇生の儀式を試みる。何も起こらないことに怒った彼らは死体を冒涜し始めて…。
ホラー



若い劇団の俳優たちは、座長のアランに誘われるまま墓場だらけの島にやってきた。呪術の本を持ち込んだアランは、書かれている死体蘇生儀式を試すが、なんの反応もなし。痺れを切らして遺体に冒涜の限りを尽くし始めた。しかし、儀式は既に完成していたのだ!次々と死体は蘇り、ゾンビと化した集団が彼らを襲い始める!
凄い題名(笑)子供達といっても学生劇団によるお話。
墓場から死体を掘り起して、蘇生の儀式を行った。何の変化も起こらない死体に、話しかけ、結婚式してお人形さんごっこ、散々死体を弄ぶ若者達。しかし…と言うお話。
だらだらした展開が序盤中盤と続きますが(正直86分のうち60分くらいはたるい)、ゾンビがでて来てからようやく本領発揮。映像はかなり粗いですが、ゾンビが土中から這い出る場面は、キタ━(゚∀゚)━!!です。(笑)
しまいには、小屋に立て籠もってゾンビと戦う設定は「ナイト・オブ・ザ・リビング・デッド」。
結局死体を玩具のようにして楽しんだ若者達の末路は…まあ、わかりますね。
オチはなかなか良かったのでもう少し工夫すればに傑作カルトと言われるのもわかる…かな?^;

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ザ・ヴァンパイア 〜残酷な牙を持つ少女〜


2016.03.28 Monday
【概略】
死と絶望に満ちたイランのとある町に、黒衣をまとった美しい少女が現れる。悪人たちを静かに襲う彼女の正体は、残忍な牙を持つバンパイアで…。
ホラー



ジャンキー、ポン引き、娼婦…、そこは死と絶望に満ちている。暗闇が覆い尽くす夜、町に現れる黒いチャドルを纏った美しい少女。静かにそして冷たく、町にはびこる悪人たちを襲うその正体は、残忍で美しい牙を持つヴァンパイア。ある夜、少女は孤独な青年アラシュと出会い、ふたりは急速に魅かれあっていく。それはまるで血塗られた壮絶な世界へとふたりを導くように…。
映像がモノクロでそれが効果的で雰囲気は良い。石油採掘で栄えながらいつしか犯罪都市となった舞台の町が微妙に西部劇風(メニュー画面なんてまんま西部劇っぽい音楽流れるよ)。イランなんだけど、西部劇ってなんか変な感じ。そしてTシャツの上に黒いチャドルをまとった謎の少女、彼女が主人公でヴァンパイアなのだ(少女って年には見えませんが)。
ポン引きや麻薬中毒者を襲っては殺す残酷さを持った少女。けれど仮装パーティーの夜、ドラキュラの格好をした青年アラシュと出会い、彼にすぐに惹かれてゆく。彼も謎めいた彼女が忘れられなくなり、発電所でのデートに誘う。だがその頃、少女は娼婦にまとわりつく麻薬中毒の男を殺そうとしていた。それがアラシュの父と知ることもなく…。
また猫が重要な演出にもなっていた。「猫運び」遊び映画でもあるの。ちょっと太めな猫が、アラシュ→ポン引き→父親→少女の手に渡っていき、物語を紡いでいく。無造作に腕に抱えたり、肩にしょって歩いていく光景だけでも、猫が映画で重要に小道具になっているのがわかる。特に終盤猫が現われて、アラシュが初めて少女に対し疑いを持つシーンは印象的。
夜の闇を独りさまよう少女。その静かな佇まいと、アラシュとの間に溢れる感情の差が、切ない感情を際立たせる。

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進撃の巨人 ATTACK ON TITAN エンド オブ ザ ワールド


2016.03.16 Wednesday
【概略】
外壁修復作戦に出発したエレンたちは、巨人の急襲で窮地に陥る。“人類最強の男”シキシマによって危機を脱するが、手負いとなったエレンは、アルミンを庇って巨人に飲み込まれてしまう。
アクション



実写化アクションの後編。
いやあ…やっぱりこの実写化みるならアニメ総集編みたほうがいいわぁ(アニメ第一部総集編2作とも記事なし)。
この後編は、まるで怪獣映画でした。(映画の方向性がよくわからん)シキシマ巨人だって予想の範疇で驚きが全くないし。
ソウダさんの「おまえの兄さん…」でだいたいの話は理解できましたね。白い空間でホモ臭い二人が笑えた。
その後の展開も、新鮮さというか驚きが全くない。ああ、ある意味ラストの中途半端感が驚きといえば驚きか。凄い安直な作り。スケールがちっせえ。
石原さとみさんだけがキャラになりきりすぎてて痛い。
なにがいけないって、まあ色々多いけども、話が薄いんですよ。これこそ前後編にわけるべきじゃない話。特にシキシマが、物語のカギになるくせにその野望が薄っぺらく、「内側の政府を倒しにいくんだ!ハハハハ」というのが(笑)
疑問が最後まで晴れない。メインビジュアルというべき一番でかい「超大型巨人」、あれが主管だったなんてな。
「なに、これ。」
これがほとんどの人の感想だと思うわ。確かにこれに比べたら前編はまだ面白かったような気がしてくる…。ここまで酷いと、悪意を感じさえするわ。

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戦慄病棟


2016.03.12 Saturday
【概略】
かつて悪魔祓いの人体実験などを繰り返し、多くの死者を出した元精神病院。その廃墟に集まり、遊び半分で交霊会を始めたパトリックたちは、本当に悪魔を呼び起こしてしまう。
ホラー



知的障害や精神異常の子供たちを集めた元精神病院で、かつて虐待や悪魔払いの人体実験などを繰り返し、大勢の子供が亡くなっていた廃墟。教会ボランティアをしているパトリックは、友人に誘われその廃墟で開かれるパーティーに、弟のロリーと参加することになってしまう。友人たちは、廃墟の噂を確かめようと遊び半分でロリーを媒体として交霊会を始めるが、ロリーの体に本当に異変が起こり始めてしまう。怯えた友人たちは廃墟から逃げ出そうと試みるが、すべての出口は何者かに閉ざされ脱出不能に。そしてロリーに取り憑いた悪魔は、次から次へと体を乗り移り、少年たちを支配してゆくのだった!
子供達が虐待や人体実験された挙げ句命を落とし、その霊がさまようと噂されるいわくつきのエクセター病院で交霊会を行った結果、最悪の結末が訪れるという本作。悪魔払いの方法をipadで検索するのはイマドキっぽくてなんか微妙な気分だった。
テンポは良くサクサク進みますね。弟ロリーに悪霊みたいなのが乗り移り除霊を試みながら、ウィジャボードをも使う。びびって逃げようとすればコンウェイ神父をひき殺してしまう。デヴォンはかつてこの施設にいてコンウェイ神父がみていた患者。暴力的で不思議な能力をもっておりファイルとビデオにそれが残っていた。ロリーから友人に今度は移り…。ここのスパイダー・ウォークがへったくそ!不気味さの欠片もない。仕方なく情け容赦なくぶっ殺していく…あれ?これ友人の彼女じゃなかった?
デヴォンの隠し部屋をみつけたパトリックとヒロインはそこで「僕の血は神父様のもの」という不可解な文章をみつける。顔面スラッシュで目玉ぎょろりがよかったね。一方コンウェイ神父は死んでたはずなのに生きていて、友人らを襲う。デヴォン、召喚のしるし、生きている人間の仕業、友人じゃないあの人の存在。
神父が言う「パトリック、君を守るためにやったんだ」も、真相がわかるとなるほどねえと思う。
思っていたのとは違ったけど、飽きずに最後までみれた作品。

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【報告】 ブログの引越しです。 引っ越し先にはTB機能がないので(一応ある程度送る事は可能ではありますが)、コメントをいただけると嬉しいです。記事を移動中なのでそのまま移動完了までここは残しておきます。 借りてきたもの→「ベルリンファイル」「ウォールフラワー」「MUD マッド」「武士の献立」「アメリカン・ハッスル」「鑑定士と顔のない依頼人」「ダラス・バイヤーズクラブ」「偉大なる、しゅららぼん」「チョコレートドーナツ」「フルスロットル」「友よ、さらばと言おう」「ファーナス 訣別の朝」「監視者たち」「イン・ザ・ヒーロー」「ケープタウン」「イコライザー」「泣く男」「蜩の記」「リスボンに誘われて」「誰よりも狙われた男」「アバウト・タイム 愛おしい時間について」「トワイライト ささらさや」「エレクトリック・チルドレン」「オオカミは嘘をつく」「ショート・ターム」「ポイントブランク〜標的にされた男〜」「シェフ 三ツ星フードトラック始めました」「嗤う分身」「あと1センチの恋」「プリデスティネーション」「きっと、星のせいじゃない。」「ビッグ・アイズ」「イン・ユア・アイズ 近くて遠い恋人たち」「ラスト・リベンジ」「ハッピーエンドが書けるまで」「ゼロの未来」「はじまりのうた」「マジック・イン・ムーンライト」「デッド・シティ2055」「誘拐の掟」「ジヌよさらば〜かむろば村へ〜」「靴職人と魔法のミシン」「パイレーツ」「駆込み女と駆出し男」「真夜中のゆりかご」「ロスト・リバー」「WISH I WAS HERE 僕らのいる場所」「ミッション:インポッシブル/ローグ・ネイション」「カリフォルニア・ダウン」「ハイネケン誘拐の代償」「しあわせはどこにある」「チャイルド44 森に消えた子供たち」「マーシュランド」「奪還者」「天使が消えた街」「共犯」「かけがえのない人」「アリスのままで」「ピエロがお前を嘲笑う」「クーデター」「ギヴァー 記憶を注ぐ者」「恋人まで1%」「ハッピーボイス・キラー」「マイ・インターン」「コンテンダー」「ナイトクローラー」「ジョン・ウィック」「マジックマイク XXL」「しあわせへのまわり道」「ふたつの名前を持つ少年」「コングレス未来学会議」「アデライン、100年目の恋」「愛しのグランマ」「名もなき塀の中の王」「黒衣の刺客」「ベル&セバスチャン」「さよなら、人類」「ぼくらの家路」「ヴェルサイユの宮廷庭師」「ヴィンセントが教えてくれたこと」「ドローン・オブ・ウォー」「ハイエナ」「グランド・ジョー」「図書館戦争 THE LAST MISSION」「白い沈黙」「エール!」「パパが遺した物語」「カリキュレーター」「ミニー・ゲッツの秘密」「バクマン。」「サバイバー」「恐怖ノ白魔人」「エイリネイト -侵略地区-」「ミケランジェロ・プロジェクト」「エベレスト」「クリード チャンプを継ぐ男」「アクトレス 女たちの舞台」「ゾンビマックス!怒りのデス・ゾンビ」「Re:LIFE 〜リライフ〜」「ラスト・ナイツ」「ブリッジ・オブ・スパイ」「ヒトラー暗殺、13分の誤算」「笛を吹く男」「顔のないヒトラーたち」「モンスターズ 新種襲来」「尚衣院-サンイウォン-」「白鯨との闘い」「黄金のアデーレ 名画の帰還」「ブレイキング・ゴッド」「メモリーズ 追憶の剣」「クリムゾン・ピーク」「リザとキツネと恋する死者たち」「クライム・ヒート」「スナッチャーズ・フィーバー 喰われた町」「海賊じいちゃんの贈りもの」「殺されたミンジュ」「オデッセイ」「ブラック・スキャンダル」「ディバイナー 戦禍に光を求めて」「SPOOKS スプークス/MI-5」「サヨナラの代わりに」「ラバランチュラ 全員出動!」「リジェネレーション」「独裁者と小さな孫」「エージェント・ウルトラ」「X-ミッション」「マルガリータで乾杯を!」「監禁村」「サマー・インフェルノ」「完全なるチェックメイト」「サウルの息子」「最強サイボーグX」「タイム・ラヴァーズ 時空を繋ぐ指輪の物語」「クロノス」「ドラゴン・ブレイド」「マネー・ショート 華麗なる大逆転」「SPY TIME-スパイ・タイム-」「ザ・ブリザード」「テラーハウス」「ニック/NICK ハードペイン」「ディーパンの闘い」「ハッピーエンドの選び方」「ディスクローザー」「ドリーム ホーム 99%を操る男たち」「追撃者」「スリーピング・ボイス〜沈黙の叫び〜」「罠」「砂上の法廷」「パディントン」「ヴィクター・フランケンシュタイン」「SPY/スパイ」「僕だけがいない街」「最愛の子」「虹蛇と眠る女」「ぼくとアールと彼女のさよなら」「スクリーム・ガールズ 最後の絶叫」「グレート・ウォリアーズ/欲望の剣」「特捜部Q キジ殺し」「バットマン vs スーパーマン ジャスティスの誕生」「ヘルケバブ 悪魔の肉肉パーティー」「SHERLOCK/シャーロック 忌まわしき花嫁」「パリ3区の遺産相続人」「狼は暗闇の天使」「リーザと十二月の神々」「ロスト・エリア -真実と幻の出逢う森-」「キャロル」「マギー」「ヘイトフル・エイト」「バチカン・テープ」「ゾンビ・ファイト・クラブ」「戦慄収容所」「アナザー」「リリーのすべて」「セブンス・サン 魔使いの弟子」「スポットライト 世紀のスクープ」「人生は小説よりも奇なり」「ニック/NICK ラスト・フューリー」「あるメイドの密かな欲望」「シビル・ウォー/キャプテン・アメリカ」「ヒットマン エージェント47」「エヴェレスト 神々の山麓」「テラフォーマーズ」「マインド・エスケープ」「家族はつらいよ」「ルーム」「殿、利息でござる!」「スノーホワイト-氷の王国-」「ヘイル,シーザー!」「心霊ドクターと消された記憶」「アサイラム 監禁病棟と顔のない患者たち」「選挙の勝ち方教えます」「ベイビーブラザー」「Mr.ホームズ 名探偵最後の事件」「獣は月夜に夢を見る」「ミッシング・サン」「ペーパーマン PaperMan」「ヴィジョン/暗闇の来訪者」「エルサレム」「ラザロ・エフェクト」「サウスポー」「復活」「二ツ星の料理人」「パレス・ダウン」「クリーピー 偽りの隣人」「アイ アム ア ヒーロー」「太陽」「ヒメアノ〜ル」「西遊記 孫悟空 vs 白骨夫人」「スキャナー 記憶のカケラをよむ男」「エクスポーズ 暗闇の迷宮」「ヘイヴンハースト」「ラスト・キング 王家の血を守りし勇者たち」「クーパー家の晩餐会」「ハロルドが笑うその日まで」「サイレント・ナイト 悪魔のサンタクロース」「私を忘れないで」「恋するインターン 〜現場からは以上です!〜」「ダークネス」「教授のおかしな妄想殺人」「ワタシが私を見つけるまで」「ライオット・クラブ」「荊棘の秘密」「シークレット・アイズ」「レジェンド 狂気の美学」「トマホーク ガンマン vs 食人族」「ダーティー・コップ」「二つの真実、三つの嘘」「ターザン:REBORN」「素敵なサプライズ ブリュッセルの奇妙な代理店」「きみがくれた物語」「ローマに消えた男」「ジェム&ホログラムス」「エクス・マキナ」「X-MEN:アポカリプス」「裸足の季節」「モンスター・ハント」「スーサイド・スクワッド」「メカニック:ワールドミッション」「人生は狂詩曲(ラプソディ)」「高台家の人々」「帰ってきたヒトラー」「罪の余白」「ヤング・アダルト・ニューヨーク」「ミラーズ 呪怨鏡」「好きにならずにいられない」「サスペクツ・ダイアリー すり替えられた記憶」「秘密 THE TOP SECRET」「ウェディング・フィーバー ゲスな男女のハワイ旅行」「モデル 欲望のランウェイ」「グランド・イリュージョン 見破られたトリック」「ミュータント・ニンジャ・タートルズ:影<シャドウズ>」「葛城事件」「コンカッション」「ベトナムの怪しい彼女」「ベネファクター/封印」「シング・ストリート 未来へのうた」「ミモザの島に消えた母」「FOUND ファウンド」「マッド・ドライヴ」「キング・オブ・エジプト」「世界一キライなあなたに」「神様の思し召し」「ハドソン川の奇跡」「神のゆらぎ」「BILLABONG ビラボン」「コロニア」「ハイ・ライズ」「ベン・ハー(2016)」「サイレント・アイランド 閉じ込められた秘密」「彼岸島デラックス」「ダウンヘル」「デッド・オア・ラン」「血闘」「イーグル・ジャンプ」「キラー・インフェルノ」「セルフレス/覚醒した記憶」「青空エール」「スター・トレック BEYOND」「インフェルノ」「特捜部Q Pからのメッセージ」「ミリオンダラー・ホテル」「ライク・ア・キラー 妻を殺したかった男」「グッド・ネイバー」「ベストセラー 編集者パーキンズに捧ぐ」「ハングリー・ハーツ」「ジェイソン・ボーン」「世界の果てまでヒャッハー!」「レジデント」「ラスト・ウィッチ・ハンター」「ザ・ギフト」「5時から7時の恋人カンケイ」「ミッドナイト・スペシャル」「ジョイ」「ハッピーログイン」「アンダーワールド ブラッド・ウォーズ」「後妻業の女」「ドント・ブリーズ」「バニーマン/殺戮のカーニバル」「呪怨館」「真夜中のパリでヒャッハー!」「モーガン プロトタイプL-9」「ダークレイン」「ジェーン」「少女」「インビテーション」「ピュア 純潔」「オー・マイ・ゼット!」「DEMON デーモン」「四月は君の嘘」「ブリジット・ジョーンズの日記 ダメな私の最後のモテ期」「ある天文学者の恋文」「ジャック・リーチャー NEVER GO BACK」「ナイトメア・ビーストと迷宮のダンジョン」「ソング・オブ・ザ・シー 海のうた」「ガール・オン・ザ・トレイン」「バレー・オブ・バイオレンス」「ファンタスティック・ビーストと魔法使いの旅」 他、自宅保管DVD


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TSUTAYA DISCASは、今や幻の(笑)Mプランで継続中だよ!
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★ 最近観た中でよかったのは:
グースバンプス モンスターと秘密の書
美女と野獣

★ 現在観ている海外ドラマ:
名探偵MONK ファイナル・シーズン
デクスター ファイナル・シーズン
HANNIBAL/ハンニバル
ゲーム・オブ・スローンズ 第二章:王国の激突

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